SAPPORO IT CARROZZERIA 文部科学省 知的クラスター創成事業
Japanese English Korean HOME
知的クラスター創成事業コンセプト 札幌ITカロッツェリア構想 研究プロジェクト イベント情報・お知らせ
事業推進体制 プロトタイプ図鑑 リンク集
SUB MENU
■平成18年度成果
■平成17年度成果
■平成16年度成果
■平成15年度成果
■平成14年度成果
研究プロジェクト

平成15年度共同研究テーマ
ムバコン(ムーバブルコンピュータ)・デザイン技術の研究開発
松原 仁 人間とロボットがシームレスにつながる
未来社会をひらく
松原 仁
公立はこだて未来大学教授
人間の生活をアシストするムバコンの開発
 ムバコン(ムーバブルコンピュータ)とは、「センサや通信など多彩な機能を備え、しかも頑強で汎用性の高い小さなコンピュータ」と、はこだて未来大学の松原仁教授は定義する。人間が身につけて持ち歩けるウェアラブルコンピュータ、複数のムバコンを特定のフィールド内に設置してセンシングを行なうアドホックネットワーク、ロボットに搭載して作業支援を行なうものなど、さまざまな利用方法が考えられている。
 松原教授を代表とする研究グループでは、その中核となるヒューマンムバコンのプロトタイプを15年度に開発した。小さなプラスチックケースに納めたばら蒔き設置型ムバコンと、人間が装着するウェアラブルコンピュータをリンクしたネットワークシステムで、個々のコンピュータが周囲の状況をセンシングし、情報交換しながら人間を誘導するというものである。松原教授は、「このシステムはすべてのムバコンの中核となるモデルで、これをベースにエンタテインメントや災害救助、医療や生産現場での作業支援など、さまざまな分野に応用してくことを目指している」と語る。

キーワードは「シームレス」
 本プロジェクトが実現しようとしているムバコン環境のキーワードは「シームレス」である。松原教授は、その具体例として次の三つをあげている。
 まず一つは位置情報のシームレス化。現在、位置情報取得技術として一般化しつつあるのは衛星を使ったGPSだが、屋内や建物の陰では利用できないという欠点がある。そこで、屋内の位置情報を取得できるシステムとGPSを連動させ、屋内外の移動を繰り返しても継続的に位置を特定できるシステムの開発を進めている。15年度にはスードライト(疑似衛星)を利用したシステムの実用化実験を行なった。
 二つ目は、平時から非常時へのシームレスな移行である。平常時は携帯情報端末として活用しているが、ユーザーが地震や災害などに遭遇すると自動的に非常時体制に切り替わり、状況に応じたさまざまな情報を受発信する。
 三つ目は、人間とロボットのシームレス化である。ウェアラブルコンピュータと同じものをロボットに搭載することで、ロボットと人間が情報を交換・共有し、ロボットとの共同作業や作業支援に活用することを目指す。

ITとユーザビリティがコラボレーションする開発スタイル
 はこだて未来大学は札幌ITカロッツェリア構想のさまざまプロジェクトに参加しているが、そのオープンでコラボレーティブな研究者の連携からさまざまな成果が生まれてきている。16年2月、同大の研究グループは、視覚障害者向けの新しい「感覚代行器」を開発した。これは障害物や物体からの距離を、超音波を利用して認識し、腰につなげたワイヤを巻き上げることで腕に伝えるというもの。人間が暗やみで、手探りで物を確かめようとする習性から発想したユニークな装置で、ムバコン開発グループとユーザビリティ研究グループとのコラボレーションによって実現した。
 「コンピュータ、認知心理学、デザインなどの専門家がそれぞれの意見やアイディアを出し合いながらつくり上げた作品で、組込系のプロトタイピングとしては理想的な開発スタイルとなっている。こういう形のモノづくりをITカロッツェリアらしさとして定着させていきたい」と松原教授は話す。
■研究課題 E-1
ヒューマンムバコンの応用開発
■研究目的 携帯型PC(あるいはPC+移動機能)と無線ネットワーク、センサ、分析制御計算機からなるヒューマンムバコン標準プラットフォームの設計と、これを用いた応用システムの研究開発。
■研究課題 E-2
屋外ムーバブル作業ロボット向け統合システムの研究開発
■研究目的 屋外作業を行なうロボットシステムの開発を迅速に進めるための計算機ハードウェアシステム、人との連携をふまえたネットワークシステム、および各種ソフトウェアシステムの開発。
■研究内容  本研究では、小型芝刈りロボットを題材とした。公園のように開放された芝生エリアの芝刈り作業を対象として、対人安全性を含めた統合的な開発を目指す。14年度は、4台のテストロボットを制作し、基本走行実装と基本動作検証・検討調査を完了している。引き続き15年度は、群ロボット制御基盤の構築と自律充電機能の開発を行なった。
■研究課題 E-3
エンタテインメントムバコンの研究開発
■研究目的 本研究では、北海道の重要な産業のひとつである「観光」とITの融合を目指し、エンタテインメントムバコンの研究開発を行なった。
■研究課題 E-4
空間情報活用型自律汎用プラットフォームの研究開発
■研究目的 本研究では、屋内および半屋内環境下で正確な位置情報を、既存のGPS受信機をベースとする機器により受信可能な疑似衛星システムの活用技術構築を行なう。
■研究課題 E-5
ライフガードソリューションにおける組込技術応用開発
■研究目的 本研究は、非常時・災害時における情報通信システムの開発におけるムバコン応用と、それを発展させたライフガードシステムを作り上げることを目的としている。
■特許一覧(出願・申請中含む)
(1)感覚代行装置
 前のページへ戻る   ページのTOPへ