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| IT要素技術と工業デザイン手法の融合に係わる実証・評価研究 |
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開発プロセスを貫くユーザビリティによる
ITクラスターの革新 |
 小樽商科大学助教授 |
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エンジニアが人間理解を深めるための手がかり |
小樽商科大学商学部社会情報学科の平沢助教授は、英国HUSAT研究所の客員研究員として人間工学デザインガイドライン研究に従事した経験をもち、ISO13407などISOの人間中心設計に関わる規格を審議する国内委員会委員を務めるなど、北海道で数少ない人間中心設計の専門的研究者である。
「ユーザビリティとは、その本質はコミュニケーションであり、単なる評価のためのものではなく開発プロセス全体の革新です」と、平沢助教授は、ユーザビリティの本質について語る。
ユーザビリティが開発全体のプロセスに関わるのは、「開発する側の人間が、いかにユーザの存在を意識しながらモノをつくるか」というスタンスが求められるからだ。ユーザはどんな生活をしている人で、どのような場面でそれを使い、機能や操作性に対してどう感じるのかという、人間の思考や行動についての理解がなければ、市場に受け入れられる商品は生み出せない。とくにIT機器や情報システムにおいては、エンジニアの考えとユーザのニーズのギャップが、商品の売り上げやプロジェクトの成功に関わってくる。
平沢助教授によると、ユーザビリティとはエンジニアが人間に対する理解を深めるための手がかりを与えてくれものであり、ユーザの反応を直接受け取ることで開発者のモチベーションを高める効果もあるという。
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ユーザビリティ研究の四つのフォーメーション |
札幌ITカロッツェリアの基盤研究と応用研究をユーザビリティデザインの概念で融合させる「融合研究」が、平沢助教授のプロジェクトである。
同プロジェクトは、15年にはユーザの視点から開発プロセスのライフサイクルを検討、企業に対するプロセスアセスメントの実践も行った。さらに16年度には、四つのフォーメーションで研究を進めていく予定である。第1は、日本のユーザ工学の第一人者である黒須正明氏の協力を得て、人間の行動パターンを調査・分析し、データベース化するライフデータロギング。第2は、人間のさまざまな生活スタイルをシナリオの形にして、新しいシステムや商品を開発する際のベースとして活用する「シナリオベースドデザイン」を中心とする要求仕様定義。第3はプロトタイプに対するユーザビリティ評価。そして第4は、開発プロセス全体を支援するユーザビリティプロジェクトマネジメントである。
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ユーザビリティ・ラボの設立 |
平沢助教授のユーザビリティの提言を背景として、札幌ITカロッツェリアでは、16年度以降(仮称)ユーザビリティデザイン総合センターの設立に着手することとなった。
「まずは、プロトタイプをきちんと検証・評価し、その結果をフィードバックしていくことでユーザビリティ手法を組み込んだ開発スタイルを確立していきたい。その上で、対象を札幌エリアのIT企業にまで広げ、ユーザビリティ手法をどう活用していくか、ユーザビリティを取り入れることで開発プロセスがどう変わっていくかを実証していく」と平沢助教授。
さらに、こうした活動を通じてユーザビリティの概念を道内のIT企業にも浸透させ、プロダクトアウト的な商品開発からの脱却と、ユーザに目を向けた開発スタイルの醸成を促進したいと考えている。 |
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■研究課題 H
IT要素技術と工業デザイン手法の融合にかかる実証・評価研究 |
| ■研究目的 |
●QoL(クオリティ・オブ・ライフ)の向上を目指すIT製品のコンセプトを構想するにはどのようにすればよいか。 このコンセプトからどのように要求を生成するのか。
●与えられた要求を、効果的かつ効率的に実現するにはどのようにすればよいか。 そして、具体的に道内のIT産業クラスターにおいて、どのように実装すればよいか。 |
| ■研究内容 |
15年度は、上記テーマを遂行するため、基本概念のフレームワークを明確することを主な目標とした。そのために国内の専門家による委員会を設置し、討議を進めた。また、ユビキタスコンピューティング社会に対する新たな研究に関するレビューを実施。それを踏まえてユーザビリティ研究グループの研究スコープの拡張を実施した。さらに、ユーザビリティ研究グループの成果を実証するためのフィールドの研究を進めた。 |
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■特許一覧(出願・申請中含む)
現在検討中 |
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