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研究プロジェクト

平成16年度共同研究テーマ
ユビコン環境デザイン基本技術開発と化身話による利用法開発
青木 由直 ユビコン時代の
コミュニケーション技法を提案し、
エンタテインメント分野の
アプリケーションを開発
青木 由直
北海道大学大学院情報科学研究科教授
ユビコン社会におけるコミュニケーション手法の探求
 日常生活のあらゆるところにさまざまなコンピュータが組み込まれているユビキタスコンピュータ社会。IT機器や情報家電、非接触型ICカードなど身近なものにもコンピュータが組み込まれ、ユーザがまったく意識することなくコンピュータと接する場面も多い。では、そのような社会の中で我々はコンピュータとどのようにコミュニケーションすればいいのだろうか? あるいは組み込まれたコンピュータ同士はどのように交信すればいいのだろうか? 本プロジェクトでは、人間とコンピュータとの新しいコミュニケーションのありあり方を探求し、ノンバーバル(非言語的)なインタフェースや新しいアプリケーションの開発を目指している。

地域のポテンシャルを活かした開発事例
 2004年度は、いくつもの研究成果が生まれている。ユビコンインタフェースと化身話コミュニケーションシステムの開発では、肉体の動きや生体信号などを利用したインタフェース技術を開発し、サイバーギター、ジェスチャーライトなどの製品が誕生している。ユビコンを応用した遠隔監視システムも道内企業との共同研究でシステム構築と利用技法の研究開発が進んでいる。研究テーマの多様さを見ても、本プロジェクトで取り組んでいるユビコン技術の応用範囲は非常に広いことがわかる。農業などの第一次産業から情報通信・セキュリティ分野、観光、福祉、文化芸術など多彩な分野で応用技術・利用技法が考えられ、いずれも事業化の可能性が高い。

■研究課題 5-A
ユビコン・インタフェースと化身話コミュニケーションシステムの開発
■参画機関 北海道大学、北海道立工業試験場、(株)シーワーク、福本工業(株)
■平成16年度の
  研究内容と成果
(1)サイバーギター
@平成15年度までに開発した装置を有効に動かすためのソフトウェアの開発
A装置を利用しての演奏実験と不都合点の改良
 ・韓国大田市のテクノマートに展示

(2)ジェスチャーライト
・判別可能な動作の種類の増加を図り、個人認証の可能性についての研究を
 行なう
・化身話技術を応用した個人認証システムの試作
・動作を検出し、送信するための「送信端末」と、それを受信する「受信回路」
 から構成されたシステムを開発。送信端末には加速度センサーが内蔵
 されており、利用者が端末を手に持って動かすことにより、その動作を
 加速度の変化として検出することができる。

(3)サイバー鳴子
・サイバー鳴子の試作と「YOSAKOIソーラン祭り」での使用実験
・競技用とお土産用の鳴子のデザインの検討
    【サイバー鳴子】
    ・「YOSAKOIソーラン祭り」でおなじみの鳴子を具体的なターゲット
     として、人間のパフォーマンスと同期したフィードバックが得られる
     ユビコン楽器「サイバー鳴子」を開発。サイバー鳴子には衝撃センサー
     が組み込まれており、ばちの動きに合わせてフルカラーLEDを発光
     させることで、カラフルなイルミネーションを楽しむことができる。
     また、PICマイコンが組み込まれており、プログラムを書き換えることで
     どのような発光パターンでも演出することができる。

(4)生体信号によるユビコン・インタフェース
@ため息マウス
 ・呼気マウスの利用を活かすための関連付属装置の開発
  (生体信号と連動する表示装置の開発など)
A目の機能拡張ウェアラブル装置の開発
 ・HMD(ヘッドマウントディスプレイ装置)とCGを利用して、
  天候や距離を克服して遠くの景色を見ることができる装置を開発

(5)化身話エディタとその利用技術
・表情エディタの開発
・サイバースペースでの化身(アバタ)利用の基礎的考察
■研究課題 5-B
ユビコン応用監視システムの開発
■参画機関 北海道大学、北海道工業大学、北海電気工事(株)、(株)ビー・ユー・ジー、(株)ハイデックス和島
■平成16年度の
  研究内容と成果
(1)農園監視システム
・平成15年度までの開発システムを用いてのフィールド実験
・機能、デザイン面での改良を加え、製品化の一歩手前のモデルを試作
  ・雪祭り会場の監視カメラ
  ・倉庫内監視
  ・車載型盗難防止システム

(2)鉄塔測量システム
・鉄塔の状況を監視カメラのデータにより計測するシステムの開発を基礎実験
 を行ないデータを収集

(3)監視システムの利用技法開発
・遠隔地や飛翔体からの監視カメラでの画像収集の可能性に関する実験
■研究課題 5-C
ユビコン環境利用画像・音響システムとデータベース検索技法開発
■参画機関 北海道大学、(株)北斗電子、北海道立工業試験場、クリプトンフューチャーメディア(株)、(株)メディアマジック
■平成16年度の
  研究内容と成果
(1)VoIP教材システム
・VoIPの教材用のシステムの基盤開発と機能向上検討
・パケット隠蔽理論によるVoIPでの音質向上の研究
・電機モデルの光造形による製作

(2)効果音データベース検索システム
・効果音検索システムのためのオントロジーエディタの開発

(3)2.X次元絵画製作システム
・飛び出す絵本方式絵画制作ソフトの開発と使いやすいシステムの開発
■平成16年度 特許出願状況(2005年3月31日 現在)
種 別 発明の名称
特 許 鋼構造物測定・三次元解析システム
特 許 音セグメンテーション方法及び装置
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