 |
 |
| コミュニケーション支援IT機器・デザイン技術の研究開発 |
 |
福祉IT機器から コミュニケーション支援IT機器へ
福祉工学の枠を超えた ユニバーサルデザインへの道を開く |
 東京大学先端科学技術研究センター教授 |
|
 |
|
コミュニケーションを支援する五感情報通信 |
本プロジェクトでは、「聞く」「見る」「話す」機能などに障害のある人たちを支援するための福祉IT機器の開発に取り組んでいる。聴覚障害者の会議参加を支援する音声同時字幕システム、視覚障害者のための触覚ディスプレイとジョグダイヤルを組み合わせたWebインタフェース(TAJODA)、疾病等で声帯を失った人のためのハンズフリー人工喉頭などである。当初は、身体に障害を持つ人々の社会参加を支援する目的で開発に着手したものであるが、研究が進むうちにさまざまな分野への応用が考えられるようになり、福祉IT機器を超えた「コミュニケーション支援IT機器」としての利活用が期待されている。
|
|
基盤研究グループとの連携した開発体制を確立 |
2004年度は本格的な事業化を目指し、より実践的な実験・検証を行なった。音声同時字幕システムでは「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」をはじめとする各種イベント・コンベンションなどで試験運用を行ない、ハンズフリー人工喉頭でもユニバーサルデザイン化を進めている。さらに今年度は基盤研究グループと共同で、コミュニケーション支援IT機器「TAJODA(タジョダ)」の開発プロセスにユーザビリティ評価手法を取り入れた。福祉IT機器は使い勝手や操作性が重要なポイントになるため、当初からユーザビリティを考慮したものづくりを指向してきたが、基盤研究グループとの連携強化により試作とユーザテストのサイクルを短期間に繰り返す開発体制も具体化しつつある。
|
 |
 |
 |
■研究課題 7-A
国際会議参加支援システムのユーザビリティ評価に基づくプロトタイピング化 |
| ■参画機関 |
東京大学先端科学技術研究センター、北海道東海大学、札幌市立高等専門学校、(株)ビー・ユー・ジー |
■平成16年度の 研究内容と成果 |
文章理解における表情などのノンバーバル情報の役割に関する基礎研究
(1)文字と表情の提示における時間ズレ、位置ズレと理解率の関連
(2)ノンバーバル情報の最適提示のためのシステム設計
@音声字幕化インターネットシステムの開発
・音声認識技術を利用した音声文字化システムを開発し、復唱者、修正者を 配置、ネットワーク上で運用した。
Aゆうばり国際ファンタスティック映画祭での運用例
B会場用字幕システムボックスの開発
(目的)
・迅速な設置、撤収が可能
・誰にでもできる簡単な設置作業
(機能)
・プロジェクタへの字幕表示
・会場から字幕作成センターへの高音質な会場音声伝送
・会場と字幕作成センターとの連絡手段の装備
・ISDNデジタル電話、またはネットワークによる接続
・2カ国語まで、ひとつのボックスで対応
|
|
 |
■研究課題 7-B
触覚ジョグダイアルのプロトタイピング化を目的とする最適デザインと評価 |
| ■参画機関 |
東京大学先端科学技術研究センター、北海道東海大学、札幌市立高等専門学校、(株)ティジー |
■平成16年度の 研究内容と成果 |
音声と触覚情報の最適な提示方法に関する心理物理的基礎研究
(1)音声の最適話速変換法の研究
(2)リッチテキスト(文字の大きさ、色、字体)の触覚表現法の研究
@平成15年度の研究成果に基づく試作モデルの製作発
・機能の一体化(シャトル/ジョグ/触覚ディスプレイ)
・市販読み上げソフトウェア(95リーダ)への組込み
・視覚障害者による一次評価
Aユーザビリティ事前調査
(融合研究参照)
B音声ピッチ周波数の弁別能
・広帯域周波数の最適設計
|
|
 |
■研究課題 7-C
ハンズフリー音声生成器のユーザビリティ評価に基づく最適デザイン化 |
| ■参画機関 |
東京大学先端科学技術研究センター、北海道東海大学、札幌医科大学、北海道立工業試験場、北海道工業大学、(株)電制 |
■平成16年度の 研究内容と成果 |
ハンズフリー人工喉頭の用途拡張のための基礎研究
(1)奇形発声児童への適用と問題点の把握
(2)タジョダ音声合成手法のウェアラブル化の研究
(3)ウェアラブル人工喉頭の設計と評価
・装身具(振動子および呼気センサを頚部に固定)
・振動子、呼気センサともにワイヤで調節可能
|
|
 |
 |
 |
 |